バイヤーに向いている人とは?どんな人がなると良いのか?特徴11個
お買い物が好きな人でバイヤー志望の方がときどきいます。
どんな方が向いているのかまとめてみました。
この記事を書いた人(プロフィール)
- 名前:ダフネメリア
- 職業:現役の通販バイヤー
- どのくらい:年間600商品仕入れ
- 2002年から20年ほどのベテラン
- プライベートでもジュエリー&ファッション雑貨
セレクトショップを運営中
バイヤーに向いてる人
買い物が好き
旅行などに行き、あの店、この店、と気になるお店にどんどん入っていくとか、
雑誌やネットの情報でお店を知り、そこに行ってみたいなど
興味が持てる人。
お買い物が好きな人は向いています。
好奇心がある
どんなお店なのか?
なぜそれが欲しいのか?
どうしてそれを買ったのか?
なぜじぶんはその店、その商品が気になったのか?
どんなことでも興味を持って追求できる人は、商品や買い物に向き合えるでしょう。
もの、事、人に興味がある
商品の成り立ち、
ものづくりの背景、
どうやって作られるのか、
デザインのされかた、
価格の決まり方、などなど。
商品として誕生するまでのことに興味が持てないときついかもしれません。
接客が好き
誰に売るのか、
何に役立つのか、を追求し、
どんなことを求めている人になぜおすすめなのか、
買っていただく相手をもい描けないと難しいのです。
接客経験がある方の場合は、自然にそれができると思います。
特定の分野に知識がある
アパレルなら洋服のデザイン、
ジュエリーもハイジュエリーの製図が引ける、など
ものづくりの背景をしっかり持っていた方が、
売価などを考えるときにイメージしやすいかも。
もっと安く値付けしたい時には、
この作り方ではなく、こういうつくりのものはないでしょうか?など
メーカーさんに聞いたりできるからです。
もの作りの背景がわかっていた方が、商品への理解が深まりやすいです。
分析力
売る時には主観的に「売れる」「売りたい」と思い売り出しますが、
実際販売してみて、物の動きを観察すると、
予想外のことが起こります。
売れないと思っていた色が先に売り切れてしまうとか、
期待していなかった機能が好感されるとか、
売れると思っていたものが売れないなど。
精神的にタフ
なぜ、どのように売れていったのか、売れないのかを
冷静に観察して分析できる、客観視して分析できる性格に加え、
売れなかったことにも向き合わないといけません。
売れなかったことを受け入れないと、
改善もできないので、いつまで経っても売れるようにならないからです。
商品や自分の買い付けの良かった点、悪かった点に向き合えるタフさは絶対必要です。
体力、ガッツ、根性がある
ものすごく無茶振りをされるとか、
みんなが見つけてこれないものを見つけてくるとか、
諦めない根性とか。
センスが良くても根性と体力がないと続かない仕事です。
また、性格の歪んだ?きつめの同僚や上司が多いのもこの仕事の特徴かも。
そういう人のいる中でもやれるかどうか?
対人ストレスに強いかどうかも大切です。
・私の周りの性格の悪いバイヤーたち
コミュニケーション能力が高い
取引先から商品を分けてもらうわけですから、
コミュニケーションを少しでも取れる人じゃないと、
商品がきちんと入ってきません。
相手の性格などを見極めて
納期遅れをさせないとか、
何かあった時に報告してもらえるような関係を作るとか。
人と人との仕事なので、
人に向き合える人じゃないと、取引先からの信頼は獲得できません。
秘密を守れるか
取引先の核となる情報や、他者に知られては困るような重要なことを知っているということはよくあります。
それらは、他の会社に漏れては大変な重要なこともあります。
そういうことをつい話してしまうような口の軽さがあると、
取引先に迷惑をかけるだけでなく、
それを聞いてしまった人からの信頼を得られません。
口の硬いバイヤーだと思うからこそ話してくださるのだと思い、
知り得た情報は他社に話さないことはとても大切です。
出張を厭わない
サンプルや、お取引先の会社や工場を、自分の目で見てみるとわかることはたくさんあります。
メールなどで長年やりとりをしながら、一度も
相手の会社に行ったことがないというバイヤーもいますが、それはとても勿体無いことだったり、
危ないことだったりします。
まずは、地方でも、行きにくいところでも、相手の会社などに行ってみること。
サンプルなども相手の会社や工場にでむき、自分の目で確かめる手間を面倒くさがってはいけません。
フットワークの軽さはとても大事です。
バイヤーに向いてない人
挑戦が怖い人
今までと同じ買い付けや、既に世間で売れているもの、実績があるものを引き続き買えばいいと思っていたり、
前例のないものや、新しいもの、挑戦的なものを避ける保守的な方は、難しいと思います。
「人と同じ」が安心な人
他の人と同じ買い付けを好むような人は、向いてません。
誰がやっても同じ買い付けになったり、
今までの買い付けと変わらないと、売り場が飽きてしまい、お客様が離れていくからです。
みんなと違う買い付けや考え方をすることはとても大切です。
買い物に興味がない人
節約が好きすぎて、お買い物を悪だと思っている人は、向きません。
お買い物が楽しい、と思っていないとお客様の買い物の気持ちがわからないばかりでなく、
買う人の気持ちがわからないので、辛いと思うからです。
物に興味がない人
なぜその商品が良いのか、どんなところが他の商品と違うのか、この商品をお客様が買った方が良い理由は何か、など
物に対して追求できな人は、向いていないばかりでなく辛いでしょう。
反対意見を言われると傷つく人
自分がこの商品が売れる、と思って仕入れてきても
周囲は、売れないと反対することは多いです。
人から、そんなものは売れないよ、と反対されても、
自分が売れるのだと思って仕入れたからには、
反対されても、それが売れると思う理由をしっかりと伝えて納得させなければいけません。
反対されることを前提にしていないと、つとまらないからです。
センスがない人
ファッション系の商材が特にそうですが、
自分が素敵だと思うものを、人も素敵だと思わない場合は、非常に辛いでしょう。
素敵だな、と思った色やデザインを見せた時、
人が「気持ちが悪い色」「垢抜けないデザイン」などと感じるくらい、
センスが一般の方と乖離していて、それを自覚できていない場合には非常に辛いと思います。
自分がない人
人の意見に左右される人は、
反対されたら自信を無くし、
人の意見を聞いたら納得してしまうなど、
自分の買い付けに確固たる柱がないと、
周りが信頼してくれないので、誰もついてきません。
あなたが売れる、と思って買い付けるから信頼してくれるので、
そのあなたが人の意見で揺らいでは、買い付けが正しいのか信じてくれません。
バイヤーに向いてる人 まとめ
基本的には、人から反対されたり、懐疑されたりする立場です。
売れると言い切って仕入れて売れれば良いですが、
売れなければ「いつでも売れない」と思われて、信じてくれません。
誰も味方してくれないけど、自分を信じてやるしかない、というように
孤独だけど自分を信じて進んでみられるような、
孤独に強く、負けない心意気の、精神的にタフな人が向いています。
そして、フットワークが軽く、体力のある人が向いています。
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