バイヤーになるまで 前編

2002年からバイヤーという仕事につきました。
バイヤーという言葉を知らない方が多いかと思いますが、BUYERはBUY する人のこと。
買う人のことです。聞いたことがない、知らない、と言う方もいらっしゃる一方、
どうしてもバイヤーになりたい、という方もいらっしゃいます。
今日は
この仕事をどうやって始めたのかをよく聞かれるので、まとめておこうと思います。

目次

バイヤーに就職:どうやってバイヤーになったのか

大学卒業後、激しく世間は氷河期を迎えており
私は 就職先も決まらずひとまず家業を大学生の頃からバイトで手伝っていたそのままの流れで
父と働くことになりました。

父は花の業界のインポーターで、輸入をする人です。
お客さんは花の業界のデザイナーさんやバイヤーたちで、「来年の母の日のブーケに使うピックをいくつか」とか「来年の5000円のブーケのための小さなベース(花器)」を1コンテナ買う、など
何を探すのかを決めて海外の展示会に行きます。

父は海外の展示会でそのお客さんに紹介するサプライヤーを現地で紹介したり、展示会で気になるものを見つけたバイヤーの通訳をしながら、どの商品を買うのか、いくら分買うのか、いつ納品知って欲しいのか、など話を詰めて発注します。

私はそういう、インポーター(輸入のスペシャリスト)のアシスタントをし、
納品書や請求書を書いて事務所で電話対応などをしていたのですが、
ある買い付けに同行した際に言われたんです。

「バイヤーになってみないと、インポーターが何をする人なのかよくわからないから、まずバイヤーやってみなさい」と。

こう言われるまでの経緯は こちらの記事に別に書きました

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バイヤーとは 「バイヤー」とは、英語で書くと、「BUYER」。buyする(買う)人のことですね。何を買うのかというと、売り場に必要なものを買ってきます。なので、雑貨の売り場なら雑...

つきましては、
「この買い付けで 何か発注してきて、それをどんな方法でも良いからお金に変えてきて」という課題をもらいました。

バイヤーに就職:「なんでも良いから買ってこい」

4月の展示会で、フィリピンのマニラの展示会にいたときのことでした。
花材、インテリアのフロアだけでなく、開いた時間は展示会のあらゆるブースを見て歩いていたので、
「なんでもいいから買ってこい」と言われたときに
それでは、コスチュームジュエリーを仕入れよう、と 思ったのです。
そもそも 花業界は嫌いではないし、お花は好きだけど、身近ではないかなと思っていたので
自分ごととして考えられる商材は ジュエリーが一番近いかなと思ったのです。

当時のマニラの展示会では、シェルやウッドなどの自然素材のコスチュームジュエリーが
あり メーカーさんはスペイン系のフランス人が割といたんです。

なので、素材は自然素材で、完成はヨーロッパ。
工場をフィリピンに持っていれば、欧州からのバイヤーの受注が取りやすかったんだと思います。

感性がヨーロッパなので、非常に素敵なものがたくさん。
私は4月のその展示会で発注するものを決めて、父に買うものを伝えました。

いくら発注に必要かと言うので
しめて 日本円にして25万円くらい。デザインで7デザインくらいでした。
1デザインにつき、1000ドル以上、とか 10ダースから、とか メーカーさんによってオーダーの最小ロットが違うので、一番小さな発注からあ対応してくれるメーカーさんに拙い英語で質問し、
英語も不自由な 見るからに若い20代のバイヤーにまともに取り合ってくれる会社を見つけ、
そこに発注することに。
万が一売れなくても当時25万といえば、自分が卒業旅行でヨーロッパん行った旅行代で使ったことのある金額だったので、全然売れなかったら、自分で責任が取れそうな額かなと25万まで発注をしようと決め、父親に報告。

「それでは 発注して、あとは自由にお金に変えてください」と言ってもらい、
発注を済ませてきました。

バイヤーに就職して:発注〜日本に入ってくるまで

日本に帰ると、早速オーダーシートがメールで来ていました。
自分が発注したい商品の品番とあっているか確認し、各1点づつサンプルで送ってくれるようです。
もちろん、サンプルは下代で買うんだけど、買ってみました。
荷物は EMSで到着。結構すぐに届きました。

この届いたサンプルを持って、普通は小売店の自分のお客さんに買ってもうよう商談し
オーダーを集めて 発注する流れなんですけど、
私は重大な間違いをしていたんです。

バイヤーに就職して初めての買い付けで大失敗

4月のマニラの展示会。
シェルがとっても涼しそうで 写真の金の糸のネックレスがとても素敵でした。

この商品に釣られて、私はシェルシリーズを買ってきたんですが、

日本に届くのは 「オーダーから45日後」。

4月の展示会で発注したら早くても7月に日本に届くんですよね。
ということは?

7月に届いたものを日本の小売店に納品するのでAW(秋冬) の発注と言うこと。
つまり、私は4月の買い付けで 秋冬に売るものを買ってこなきゃいけなかったのに
素敵さに流されて いつ売る物なのか考えていなかったんです。

サンプルが届いて 飛び込みで小売店に営業に行ったのは5月。
本ロットが 7月になったら入ってくるって言うけど、7月は夏物のセールを売るから、
欲しいのは秋冬だよ。と言われて愕然とします。

4月は秋冬をかう展示会だったんだ・・・と間違えてしまったことに気づくんですが、
それしか選んでないからどうしようもないわけで・・・。

バイヤーに就職したが 小売店が買ってくれない・・

7月に夏物が入ってきちゃっても困るからねー、と相手にしてくれないんですよね 当たり前ですけど。

でも、そんな衝撃の失敗を知ったのは5月。
夏はこれから来るし、 ネットで 写真を撮って 7月お届けにしてみたら
ネットショップであれば売れるのでは。

小売店に営業をかけるのは時間の無駄と判断。
すぐに 自分でネットショップを作ることにしました。
当時は ヤフオク全盛期で 楽天市場が伸び盛りの頃ではあったものの、ネットショップなんて怪しい、とネットショップなんて正しい商売の形態としては市民権を得ていませんでしたが

他に方法もないので、ネットに詳しい友人に聞きながら7商品しかないネットショップを作りました。

バイヤーに就職後 自力で個人のネットショップを開設

ネットショップを作りながら同時にヤフオクにも出品。

自分が思う値付けは正しいのかしら?ということもそもそも怪しいかなと思い
一番自信があったネックレスを出品。

すると、イメージしていた価格3500円くらい、で売れたので
値付けは問題なし。と確認。

こうして、私は自分の商品をネットでまずは販売することからはじめました。
最初の発注は 小売店への飛び込み営業で相手にされず、
ネットショップで捌くことに決定。

私自身としては ただの失敗。

でも、海外で決めたものを発注してきて、日本でショップを構えた。
これが バイヤーとしての最初の一歩でした。

この失敗からのネットショップスタートは後編 
どうやってバイヤーになったか 後編 にて。

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