Lima 7192 (リマ)ガラスのジュエリー 

ホウケイ酸ガラス、という割れにくい強いガラスを使ったガラスのジュエリー。
私は 夏はもちろん、冬もおすすめです。

この記事を書いた人(プロフィール)

  1. 名前:ダフネメリア
  2. 職業:現役の通販バイヤー
  3. どのくらい:年間600商品仕入れ
  4. 2002年から20年ほどのベテラン
  5. プライベートでもジュエリー&ファッション雑貨
    セレクトショップを運営中
目次

ガラスの儚さ、美しさ

Lima 7192 との出会いは 2004、5年頃。
今から20年ちょっと前の話です。
当時の私は ネットショップを運営していて、 作家ものの 
手作りの こだわりのある 丁寧に作られたクラフトジュエリーを
扱っていました。

あまりにも美しい見ために 一目惚れ。

lima7192イメージ写真
Lima7192 HPより

透明で、 時に白っぽくて。
ぼつぼつしたり、 氷が溶けているように見えたり。
つららのようだったりするジュエリー。

何でできているのですか? と 話しかけたのが
作っているご本人 宮下さんでした。

アトリエにお邪魔し、 作っている現場を見せていただいては
こうやって バーナーで溶かして 一つ一つを 作られているんですね

うっとりと 理解を深めたことがあります。

どんなブランド?

宮下さん曰く、 このガラスの儚さに魅力を感じたのだと。
割れてしまうからこそ、丁寧に扱いたいじゃないですか、と おっしゃる。

確かに 落としたりすれば 割れて壊れるのがガラス。
ガラスの中でも 衝撃に強いホウケイ酸ガラスという種類で作ってはいるものの、
やはり「割れる」だからこその 「大切に扱う」ことが 
美しいのだ、という 概念のよう。

確かに ピアス やネックレスなど、
落として割った事はないけれど、
買うときには 「割ったりしたら悲しいわ」と 心配になり躊躇。


でも、 自分が割ったり落としたりすることって 今まであったかしら、と思うと
記憶には ないんですよね。

割れやすそうかも、とは思っても 
意外と 割らずにずっと丁寧に扱うことができてきた 自分を見つけます。

<私が買っても、 わらないし、きっと大丈夫。>

と思って 買ってみましたが、
大丈夫、 何年経っても 私はずっと割らずに 使っています。

Limaのジュエリーは、 自分のジュエリーやものの扱い方に向き合わせ、
自分に自分を持つことができるジュエリーなんだなあと 思います。

類似のブランドがあるけど

ガラスのジュエリーがトレンドになったのはつい最近。
2019年頃から 世間でもよく見るようになりました。

同時にハーバリズムなど、瓶の中にオイルが入っていて その中にドライフラワーが
入った 置いて楽しむ置物も流行ったことを覚えています。

この頃 百貨店の ポップアップに harioのジュエリーを発見。

harioさんといえば、 同じホウケイ酸ガラスで作られたハウスウェアのブランド。
しかし 見た目は Lima7192と同じ。

同じ材質を使っているので 仕方がないのでしょうけど、
ブランドスタートの頃から応援していた私には ちょっと もやり感がありましたが
harioさんの方だって ハウスウェアを身近に、 という ところからジュエリーを作ろうとしたら
こういう展開になるだろうな、とも思う。

しかし、 両者の違いは 決定的な違いがあると思いました。
それは、
リングの作り方がちがうってことです。




lima7192の手モデル写真
Lima7192 HPより

harioのリングは、チェーンリングがほとんど。
これは モティーフに ガラスを使い、 アーム部分はチェーンなんですね。

なので、サイズ調整が容易にでき、 買う方も、作る方もストレスがなく、
一つ作れば万人受けし、壊れにくい商品なんです。

一方、 Lima のリングは、 指を氷の輪が囲むように、ぐるりと一周 ガラス。
指の内周が合わないと そのサイズは売れないし、
ストックを リング号数にあわせてわざわざ作るのも 作る方としては
在庫をたくさん作らねばならないので大変。

極め付けは 指の腹の部分まで ガラスなので、
手の扱いが雑な人は ガラスを割ってしまうこと。

つまり 所作の雑な人にはLima のリングは長くつけられないんです。

ということは、 お直しが発生しやすく、作った人が もう一度お直しをしないといけない メンテナンスの大変さがある。

Limaのリングにはそんな大変さがあるのに、Limaはこのリングを作ることをやめないんですよね。

いろんなメーカーの 作り方を見ているこちらとしては、
面倒臭い商品を作ったなあ 
よく 定番品にしておくなあ、と思いました。

でも、ご本人にその話をすると、
でも ぐるりと指を囲むデザインが絶対に美しいから
直しが発生しても この商品を美しいと言ってくださるなら作りたいんです、
とおっしゃる。


やっぱり、 美しいものを 作りたい、という 気持ちが優先されるからこそ、なんでしょうが
こういうものづくりの仕方って 素敵だなと 私は思うので

ガラスのジュエリーといえば、Lima 7192が 絶対に一押し。

儚いからこそ、プレゼントに

このジュエリーを 選ぶのに、 自分で自分用に買う、という方はおそらく
所作の丁寧さに自信がある方。

ピアスだったら ハードルは低いと思うけれど、
リングなどは 「自分は雑」と思う人は無理だと思います。

でも、一般的な方は 「自分なら割るに決まってる」と 思いがちだと思いますが、
そういう、敬遠しがちなものほど、
人に差し上げると 喜ばれます。

自分じゃ買えないので。

そして、いただいたものは、大切に使おうとするので。

なので、 リングを差し上げると喜ばれると思いますが、
夏にピアスを差し上げるのも 私としては とてもおすすめ。

売価も意外と 買いやすい10000円以下の片耳ピアスもあります。

POP UPイベントが多い

Lima 7192は ギャラリーやショッピングビルのポップアップイベントにて
販売されることが多いようで、
インスタで スケジュールのご案内をされています。

ネットで 美しい写真から 買っても良いのですが、
ぜひ一度実物を見るのに 
イベントに遊びに行かれると良いかも、と思います。

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