デザインを始めるまで

2002年から バイヤーという立場で人の作ったものを買ってくることをしてきたものの、
売れる商品の傾向が見えてきたので、自分のお店で販売するためには、買い付けで見つけたデザインを、一部修正してもらうことが増えてきた。

デザインの勉強をしたわけでもないのに オリジナルの商品を作り始めることができるようになった。それをきっかけにジュエリー制作を始めると、一つの立派な趣味となった。

バイヤーは 売れる商品を追求すると、そのうち何が売れる要素かわかってきて、
売れない要素を省き、売れる要素だけを詰め込んだオリジナルの商品などを作る人が出てくる。

そして、そこにご自身のエッセンスなどを追加していき、
いつの間にかデザイナーとして機能することがあるのだ。

本日は、かつてジュエリーのバイヤーとして仕事をしていた私が、
デザインをしてみたくなって オリジナルのジュエリーブランドakesadaを
立ち上げた流れを振り返る。

目次

バイヤーだった私が オリジナルをデザインし始めるまで

バイイングに慣れて店での売れ筋がわかってくると、SHOPは売れ筋をオリジナルとして作ることがある。
バイヤーはバイヤーであって、デザインの勉強などしていない。
ではなぜデザインできるのか?と時々不思議がられるけれど 売れ筋などのデータが頭に入っているからこそ
オリジナルを作ることができるようになる。
いわゆる企画営業、ができるようになっていくのだ。

私が最初の買い付けを始め、daphne(ダフネ)というSHOPで 最初の買い付けで コスチュームジュエリーを買っていた時のこと。
スペイン人やフランス人がデザイナーのメーカーで、欧州のバイヤー相手のメーカーは特に、
ネックレスの引輪を左手で操作するために左側についていたり、長さも 日本人より分厚い胸板に併せて作られているので、若干長めだったりなど、なんとなく 日本人にフィットしない。
そこで、 メーカーさんと発注をしていく中で 日本人によりフィットするデザインやサイズに修正を加えていくことが増えていったのだ。
また、 同じデザインを発注する際に、壊れやすいところや お客様の要望などをメーカーさんに伝え
改善できるポイントや作りをレポートしてメールするようになった。
すると、次回はそこを直してきてくれたりするので 次第にその流れでデザインも修正していくようになった。
部分的に修正するだけでなく、 ついに この長さでこの素材、私への販売価格をいくらまでで作れますか、と 絵を描いてメールでデザイン画をやりとりし始めた。
こうして、私は自分の店で数をたくさん販売する予定の商品は自分でデザインをするようになった。
買ってもらうデザインはいいけど、もう少し自分を表現できるものを 作ってみようかな、と思い始め
その時はトレンドだった天然石で ネックレスやピアスなどをなんとなく作り始めた。

akesada(アケサダ)の誕生

2008年、たいしたきっかけもないものの、作り始めたらみるみるハマってしまい、
ちょっとした弾みで装苑というクリエイターの雑誌に掲載。


載った瞬間憧れだったブランドのディレクターからメールがきて、
あれよあれよの間に店に60センチ×60センチのガラスケースに作品を並べて世界観を出して並べてくださる話になった。
ところが、秋にリーマンで全てが流れてしまい、担当してくれていたディレクターも病気で退職してしまった。簡単にはいかないもんだけど、物づくりで生きていきたいわけでもない。
でも、ただ私は無性に作りたくなるのだ。
ここ2年くらいで実家の片付けをしていて、アクセサリーの材料がひたすらあって、作ったものや作りかけのものがひたすら残っていた。
捨てるわけにもいかないし、どうしようかな、とデザフェスにでた。売って処分したら踏ん切りがつくのかなと思ったりしたのだ。でも、売らずに残しておきたい自分がいる。
デザフェスでは、午前中に百貨店のバイヤーらしき2組に話しかけられた。
百貨店で売ったこと、ないですよね?なぜ、売らないんですか。と聞かれたが、会社員だから店に立てないんですよというと、彼らはすぐに居なくなる。
バイヤーが獲物を見つけた時の前のめり感の矢継ぎ早の質問て、される側にしてみたら結構怖いのかもしれないなと思った。私は自分で店頭に立って売るのは嫌だなんて、随分ずうずうしいことを言っている。バイヤーとしてみたらそんな自分でうる気もない高飛車な作家なんて可愛げがないにきまってる。でも、ポップアップで売りたいとか言うんじゃない。しかし、作りたいし見てほしい気持ちはある。
デザフェスは、周りが500円、1000円とかなのにひとりで3万前後を出していた為全く売れない。
でも、売れたらまた作るのも面倒くさくて嫌なんだよなとか思ったりする。
その上、ジュエリー が売りたいわけではなく、世界観ごと見てほしい、の方が欲求としては強い。
だから、宝石を使いたいわけではない。むしろ、経年変化する真鍮線とかパーツを使ったりするのに惹かれる。そして、世界観を知らない人に売られてしまうのは、嫌なのだ。
我ながら面倒な奴だと思う。
そこで、個展をしてみたくなった。
わくわくするなあ。

今年はコロナ禍で せっかく計画してもなかなか配慮も必要になったきたりなどが必要そうなので、
2022年秋冬以降に ギャラリーを借りてジュエリーを販売しようと考えている。

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