SOUSOU(ソウソウ)伊勢木綿の服など
SOUSOU(ソウソウ) というブランドがある。
ここ10年くらいで一気に有名になった気もするけれど、
昔は 随分とかぶき者のイメージの攻めたブランド、という印象だった。
京都のお店に、偶然出会ったところが私の出会い。
でも、 店内に入ると 独特の世界観に 何か必ず1枚は買って帰りたい
気持ちになる 不思議な世界観を感じたのでした。
今回は テキスタイルで 一気に有名になった SOUSOU(そうそう)のご紹介。
この記事を書いた人(プロフィール)
- 名前:ダフネメリア
- 職業:現役の通販バイヤー
- どのくらい:年間600商品仕入れ
- 2002年から20年ほどのベテラン
- プライベートでもジュエリー&ファッション雑貨
セレクトショップを運営中
高級日用品から個性派の洋服まで
私が見つけたのは、京都のガイドブックだった。
小さい写真で掲載された「地下足袋のお店」。
地下足袋、実は 会社のとてもおしゃれな同僚が履いていたのが
ここの地下 足袋だった。
同僚は女性だった。
彼女が履いていたのは 写真のような かっこいいものではなく、
菊の柄の カラフルなものだった。
足袋
まるで ハイカットのコンバースのように履いて会社に来た。
カッコ良すぎるなあ、と思って気になっていた。
それをこのSOUSOUの店内で見つけたのだ。
種類がたくさんあり、 写真のようなシンプルで 黒のもう少し合わせやすそうなものも。
当時は、マルジェラの足袋ブーツもまだ無かった頃だったと思うので、
非常に前衛的に見えた。
前衛的に見えるはずだった。
このブランドは、「傾く(かぶく)」がコンセプトの、
和装を カッコよく、 というコンセプトで作られたブランドとして、
当時 テキスタイルと共に、カッコいい 新しいスタイルの和装と
この 地下足袋を展開していたのだ。
テキスタイルが 非常にまた 洗練されていた。
地下足袋もあるし、アパレルも和装。
店構えも 京都にあるから 和風。
店の一角には、 茶釜が置いてある店舗まである。
なのに テキスタイルが非常に洗練されていて、
マリメッコみたいだった。
生地だけ 北欧。
でも、和装なのに 北欧、このミスマッチに思える
驚く組み合わせが、
びっくりするほど意外な 新しさだった。
新しさは、 2021年の今でも変わらずずっと 新しい。
不思議なブランドだった。
自分では買わないけど個性派だからこそ差し上げたい
このブランドのお店に入った時、
自分が 入っても大丈夫かなというくらいの場違い感があったものの、
商品単体を見ると、
一般の人でも取り入れやすかった。
全体感としては面食らうけど、
例えば 手拭いやタオルなら、 取り入れられる。
鮮やかな色の、大胆な柄から、数字の柄のタオルまで。
これなら、大丈夫、と 思えば、 京都土産にしたらいいかなと
最初の私はおもった。
個性的だけれども、日用品などなら 私も取り入れられるかもしれない
と思い、見てみる。
価格もタオルや手拭いなら 500円前後から買えた。
高級日用品のおすすめ
このブランドの世界にはまり、
タオルなど じゃ次第に物足りなくなり、
他のグッズがあるのか見てみると
鍋つかみなどもあるじゃないか!
次第に、あれ ?と思われる方もいらっしゃるかもしれないが、
以前ご案内した 座椅子、 ピント は このブランドとコラボしている。
こだわりの逸品 おすすめは?
テキスタイルも素敵だし、
歌舞伎者という コンセプトもカッコいい。
このお店にはたくさん欲しいものがありすぎる、と思うけれど
私の一押しは 着衣 とよばれるアパレルのシリーズだ。
柄が堪能でき、傾く(かぶく)スタイルを取り入れられる、もんぺ。
季節によって、ウールで作ったり、木綿で 作ったりと、年間通して着られるように
素材を変えて展開されている模様。
私が持っているのは、
初めて行った時が夏だったので、
木綿のモンペを購入。
モンペと言うと 驚かれるが、
ワイドパンツだ。
夏は涼しいし、
ウールのモンペなら ブーツを合わせたら 自然に取り入れられる。
意外と、取り入れやすいので、
まずは こちらから。
慣れたら、 コートとか、羽織りもの、夏のワンピースなども素敵。
こうやってハマっていくこのブランドのこの中毒性、 なんだろう?
改めて SOUSOU(ソウソウ)とは
このブランド。
ただのブランドじゃなかった。
テキスタイルのデザインは、 マリメッコで働いていた脇阪克二(テキスタイルデザイナー)さん、
デザインのディレクションや コンセプトは 辻村久信(建築家)、若林剛之(プロデューサー)らによって2002年創業。
お洒落なわけだし、
だからこその北欧テイスト。
そして元々はテキスタイルを売りたい、というところと
新しい日本の文化を創造するというところが 傾く(かぶく)が コンセプト。
お洒落なわけだけど、
お洒落すぎて 高くて買えないというほどでもなく、
先ほどのワイドパンツは 17000円以下と 意外と買えるお値段なのが
もう一つ意外なところなのだった。
ちなみに、地下足袋は 8800円。10000円でお釣りが来るのだ。
一捻りした スニーカーが欲しい、という思われる方には
とてもおすすめ。
結論としては、
アパレルは 買いやすいし、
コンバースとかでは 物足りないけど いわゆるスポーツスニーカーはちょっと違う、という 方には 地下足袋がオススメだし、
ファッション 1アイテムを取り入れるところから入ると、面白いのかも。
テキスタイルを 楽しむのもよし、
傾くスタイルから 入るもよし。
もちろん、 数字(素数)のテキスタイルが おそらく ブランドアイコンなので
ここから入っても良いけど、
私はこのブランドは タオルとか日用品より 思い切って ファッションからがおすすめ。
本店は京都。独特な世界観を堪能するため、ぜひ京都の店舗に訪れてほしい。
青山にもお店が↓。おしゃれで 少し敷居が高い。
青山店も 京都店と同じように、茶室のような一角があるという。
絶対行ってみたい。でも、緊張しそう。