これからの買い付けとお買い物の変化

緊急事態宣言下に思う小売のこれまでの10年とこれからの10年。

目次

これまでの10年 中国が成長 安いものが増えてきた

会社が引っ越しをした。10年もおんぼろな社屋に通った。

引っ越しでばたばただったけど、新しい社屋は広くてバブリーでぴっかぴか。
あまりに新しいが、見た目にこんなに変わると変化にしみじみする。
この10年何があったかな、のノスタルジー。10年というか、そもそもこの一年が激変すぎた。
今日で株が下がり始めて一年経つらしい。この先10年もしたら、を考えたらわくわくするが、こわい。
ここには書ききれない長さになるから割愛だが、中国の人件費がどんどん上がってきて
昨年まで、作れたものの値上がりが凄まじい。
中国から安かろう悪かろうが減り、人件費高騰により売価があがり、物価全体が上がり、中国生産には見切りをつけて同じコストならと日本に生産が戻る。

納期はまもり、品質は心配ない。船の心配もない。
物づくりの業界は元気になるだろう。
日本ならではの手作りの工芸品や真珠は値上がって、コレクターが付き、ブランド化するだろう。
日本の物価があがり、ブランディングもあがり、高くていいものが国内でも海外にも売れると思う。
日本は人口が減って貧乏になるというけど、今の私が中国生産の雰囲気をみてると、日本で作っても同じものが時々ある?みたいなあれっ ていう感じがあるのだ。

三年くらい前の中国人がやたらと日本で爆買いしていたのは、ただの流行りでも、気のせいでもない。中国人がいつのまにか、日本人よりお金持ちになってきているのだ。

私たちが韓国やタイに行き物価が安くて買い物しまくるのと同じ現象になってしまっている。
こわいじゃないか。
真珠の会社がやたらと最近中国人が来て、店員に中国語できる人おかないとダメなくらいです、とぼやいていたのは、気のせいではない。

中国が🇨🇳頑張ってしまった結果日本のものを沢山買い始め、安いものを作らなくなる。
思えば10年前はバイヤーは中国なんか行かずフィリピンに買い付けに行っていた。
しかし、バイヤーが中国の展示会に流れてしまい、フィリピンから買い付けるバイヤーが激減したのだ。

「展示会にバイヤーが来ない。」
バイヤー達は同時期開催の中国の展示会に行ってる、という嫌な予感から、実際三年したらフィリピンの展示会は規模がうんと縮小。
中国からの買い付けが増えたのだ。
場合によっては、中国は行くけど、フィリピンはいいや、と展示会にいかなくなっていった。


これからはインドとアフリカでインフラ整備して工場を作るとか言うけど大きなメーカーだけだろう、
そういうのができるのは。
しかも、遠すぎてシーズンごとに展示会なんていけないよ、インドとアフリカ。
目先は多分国内買い付けが増えるきがする。
であれば、やはり日本のメーカーに仕事が生まれ、景気はよくなるのかもしれない。

あの時と同じ変化があるなら、この先10年で、高いものを売る店しか生き残らない方向で、安さがウリの店は淘汰されていくのかもしれない。
現に、100円ショップは300円ショップなどに業態を変えているところも出てきた。
しかし、
高くて良いものを売る店には、それなりの店員が必要だ。
路面店でそういう接客ができる販売員を育て良いものを売る店が勝ち、安いものは、ネットショップなどで店員もいらず、価格勝負で勝てる店の二極化か。
店の様相も変わるのかもしれない。

未来の販売の形 高いものが増える

そんなこれまでの10年を振り返っていたら緊急事態宣言中に、三重県の友人から
友人が本をプレゼントしてくれた。

これからはサービスはオンラインが主流になるし、
ネットでのお買い物がますます主流になるし、
ネットは10年前から今でも
買われ方がかなり変わってきてるけど、
ネットでの買い物がいったんひと段落したら、
必ずわたしはこの文化に回帰すると思っている。外商文化の復活。
絶対、人は人から買いたいはずだ。お金のある層と、お金のない層の買い物の仕方が二極化するのかもだけど、
個人での一方的なネットでの買い物に、
そのうち素人は行き詰まりを感じるはず。接客してもらって初めて、
自分じゃ気付かなかった似合う色を発見したりとか、
自分じゃ出会えなかったものを、
接客されてしることがあるし、
それこそが、
お買い物の醍醐味なのだ。

ネットのお店は淘汰される

コロナで より一層ネットのお店が増えたと思う。
私が ネットショップを出したのが2002年。
この頃に比べて、お客様を見ると、「初めての購入客」があっという間に増えた。
この当時は、とにかく、ネットで買ってくださるまでのハードルが高すぎて、
1度買っていただくまでにひたすらがんばれ、ということが推奨され、
ひたすらメルマガを送れと言われた時代。

今見ると、買ってくださるお客様の内訳はほぼメルマガも売っていないのに
新規の顧客。
初めて買ってくださるお客様が圧倒的に多い。
つまり、初めてのお店で お買い物をすることに全然抵抗がなくなった。

そして、もう一つ驚くのが、2002年頃はリピート客が 8割くらいを占めていたのに
今では 新規が8割。
戻ってきにくいのだ。

ということは?
ネットのお店が溢れすぎていて、小さなパソコンやスマホ画面を、無数の店舗が奪い合う時代になったということですね。

個人で すぐにコストも技術も入らずにお店が出せるようにになったからこそ、

BASEやSTORESもグングン成長しているけれど
昔はヤフーか楽天の2択だったもんね。

ということは、素人がひたすらお店を出すので、
お店だらけになって目立てなくなってしまったということ。
ネットショップを古くからやっているところも、他にお客さんをとられているだろうし、
これから参入するのでは気が遠くなるほど大変だろうとおもう。

ここは国民皆ネットショップ時代、ということを前提に、お店を経営しないと勝てないなと思う。
ただ、 お店の品揃えが、プロが経営するお店と、素人が開いたお店と、どう違うのかって言うことが重要で、
母体が大きな会社の仕入れが 同じようになり、
小回りが効く小売店や個人のお店がネットショップの場合はファンがつきやすいんだろうと思う。
ただ、 お客さんに届きにくくなるだけで。

どうやって、見つけてもらうのか?だけが課題になるんだろうなと思うけど、
商品の品揃え というか、もうshopの個性は如何程か? ということだけが大事になると言っても言い過ぎじゃないので、
私は ひたすら 個人でお店を作ったら、そのオーナーの個性で覚えてもらい、
パソコンを閉じようが、お気に入りに保存してもらっていてもそのデータが飛ぼうが、
名前を覚えていてもらってその店に再び来てもらうような、昔の 個人経営のスナックのように
大手が展開できない 小回りの効いた、温かみのあるSHOP だけが残ると思う。

そのためには、ご自身のSNSなどで ご自身の個性、ご自身の活動として、
周りの方から応援してもらえる、という 泥臭さが大事になってくると思ってるんですが、
つまり ネット上で 接客の原点回帰しちゃうってこと。

ネットのお店が 外商文化をうまく取り入れたりして実店舗での接客につなげられるようになれば
また 違った生き残り方をするのかも知れない。

ネットのお店がポップアップで 時々接客して、
そのオーナーと話すためにお客さんが遊びに来て、
買うわけでも、売りつけるわけでもなくただ ポップアップに会いに来て、
サロン化していく、みたいなね。

ちょっと楽しみだあ。

ブログランキング・にほんブログ村へ
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次
閉じる