ピーター・リンチはバイヤーそのものだった件
こんにちは。ダフネメリア(@daphnebuer)です。
先週でた会社四季報を、わたしは今回はまだ読んでいないのですが
やはり景気敏感株とか、小売関連の勉強だけでもしておこうかなと思い立ち、
週末に小売といえば、というのんびりとした読み方をする週末を過ごしました。
そんな斜め読みしかできない四季報ビギナーに、「四季報の読み方がわかる本」をおすすめしながら、
バイヤーの発想は投資家と似てるんじゃないか説。
この記事を書いた人(プロフィール)
- 名前:てん
- 職業:現役の通販バイヤー
- どのくらい:年間600商品仕入れ
- 2002年から20年ほどのベテラン
- プライベートでもジュエリー&ファッション雑貨
セレクトショップを運営中
ピーターリンチはバイヤーそのもの?!投資家とバイヤーが似ている説
投資家の発想がバイヤーと似てるなあと思ったので、最近読んで見ています。
四季報は読み物として面白いとかよく言われますが、初心者の私にはハードル高め。
そんな私が読めたものを備忘録としてリストに。
四季報初心者へのおすすめ本 ①
四季報は、私の仕事の答え合わせになり、勉強にもなり、興味もある。
やはり 百貨店の実績やネット関連・通販関連の会社の実績は見ておいた方が良いのかなあと。
百貨店がどんな実績だったということや何が売れて、何が苦戦したとか、
ネットの売り上げが伸びたのか減ったのかとか。
記者の書いている見出しに おっ!?というものがあったりなどすると、
とても気になって見てしまう。
ジュエリーのメーカーさんや革の靴メーカー、アパレルのメーカーなど、
実績はどうだったんだろうということを追いかけると、
百貨店や通販、ネットショップに出店したり、ポップアップに出たり、のメーカーさんとやりとりをしているので
新しい気づきはそんなにないものの、噂話は本当だったのね、という「オフィシャルな事実」を見ることができるので、そういう意味で答え合わせができるのだ。
上場していない会社もあったりするので、知りたい会社の業績が全てわかるものでもないけど、
日本の景気の全貌が、もう少し客観的に把握できるので、四季報は実は結構大切な「教養」なんだろうなと、斜め読みしがら思いました。
バイヤーと投資家が似ている説
上記の本に、ピーター リンチさんのことについて 触れられていますが
読んでみたらピーター・リンチさんの投資スタイルが 極めて自分の仕事スタイルと似ていることに気付きました。
日本株投資家で初心者に向けた「女子株チャンネル 初めの一歩」というyoutubeをされている
藤川里絵さんという方も同じだそうですが、
街を歩いていて気になる商品やサービスを見つけたら 株価を調べてみるというやり方でお宝銘柄を発掘されることがあるのだそう。
お話を伺うほど、
株式投資は、バイヤーのお宝商品探しとそっくり!ということに気付いたのがきっかけで
私も株というものを勉強してみようかなと思いました。
世間で売っているもの、私が最近買ったもの、愛用しているものなどは
自分にとってはそれを買う目的が私なりにあった、のだろうけど、
実は世間のトレンドと似ていたりするんです。
コロナ禍では家の中の整理をするのにニトリでハンガーなどを買ったりしたのでニトリを調べたら
同じような方がたくさんがいらっしゃって お家需要で売り上げが上がっていたし、
テイクアウトが流行してネット通販が売れると、ベイスなどに出店する人が激増し売り上げが上がるなど。
自分の動向はもれなく「マス」なんだなあ、という
嬉しいんだか、ほっとしたんだか、笑っちゃうんだか、可愛げがあるなあと 微笑ましいというか。
そんな思いで 自分の買った物やサービス、気になるもの事 と 上がる会社の株は結構関係があるんだなということを体験。
「上がる株は裏庭で探せ」というピーターリンチの言葉はその通りだな、
まずは 自分の生活圏内、これから売れるだろうなと 仕込む商材から
上場している会社の株を調べてみよう、と思うようになりました。
株式投資なんて ずっと関係ないだろうと思って生きていたのですが、
四季報も読めば 売れる気がする、と思った商材やサービスなどが実際売れたのか などの答え合わせになるし、
他社の利益構造なども理解ができる。
そんなわけで、
個別株から本当に利益を作れるのかはさておき、
四季報は勉強になるし、投資家とバイヤーはそっくりだな というのは 多分このバイヤーという仕事をしている人には、共感できる話かなとここ数年で思っています。
四季報初心者へのおすすめ本 ②
この本もまた、投資をしたことがない方や 投資家はバフェットくらいしか知らないわ、という
初心者の方におすすめの本。
ピーターリンチもこの12人の中の1人として登場しますが、
12人の投資スタイル、どんな人なのかが紹介された本。
自分はこの人のスタイルじゃないなあ、とか、
こういう人の話、聞いたことあるかも!と、点在していた知識が 線になっていき、
だんだん話がつながってくる感がありました。
投資というと怪しい、というイメージを持っていた私は、
具体的に、どういう経済活動をしていた人がいるのか、というところからわかりやすく紹介されているので、気持ちの抵抗もなく読むことができました。
以上、初心者におすすめの本と そこで取り上げられている投資家のお話でした。
一般のかたやお買い物好きな方には、ピーターリンチの投資のスタイルは共感できると思うので、
読んでみると 株式投資というものが身近に感じられると思うので、一度読んで欲しいです!