一点もの fumi narasaki鮮やかな色合いと感性
このブランドは銀座・松屋の手仕事直売所のイベントで見つけた。
この一角だけひたすら色が鮮やかで、明るい。
見ると、蛍光色などを部分的に使ったりするのに、
なぜか優しくて儚い仕上がりの世界観のラグやストールが
壁一面に並んでいる。
一度どの色の系統がいいかしら、と 思い始めると、
もうどれか選びたくなる、というはまりかたをする。
今回はfumi narasaki(フミ・ナラサキ)のご紹介。
この記事を書いた人(プロフィール)
- 名前:てん
- 職業:現役の通販バイヤー
- どのくらい:年間600商品仕入れ
- 2002年から20年ほどのベテラン
- プライベートでもジュエリー&ファッション雑貨
セレクトショップを運営中
fumi narasaki とは
楢崎ふみさんが立ち上げた ストールブランド。
イッセイミヤケ 企画的スタイルを担当し、このブランドを立ち上げたとのこと。
新しくて前衛的。でも、 優しい雰囲気が魅力で、
会場でも 色合いの明るさ、組み合わせの斬新さに 心奪われます。
銀座の手仕事直売所には 毎年出られているわけではないようですが
見つけた時に 買わないと!という気持ちを刺激されます。
ストールは ニードルパンチという手法で
記事の端切れなどを 生かすためには?というところからが始まりだそうで、
確かに ストールや ラグには、細い、小さな端切れや
半端な大きさの歯切れが 組み合わさった柄になっています。
この 歯切れを美しく配置して 見事に色、柄に見せて展開するって すごい
組み合わせの感性だなという のが このブランドに感心したポイント。
売り場で見ると
歯切れを使って作るから どれも一点もの、ということを理解すると、
気に入ったものは買わないと 二度と手に入らないんだぞ、というおもうが
急いでどれにするか決めないと、と すごく売り場で「自分好みの一枚」を選んで決心するのに
エネルギーを使う自分がいます。
結局、どうしても 黄色と優しいブラウンの2色使いの ウールのストールにひと目ぼれしたものの、
どのコートを今年は切るんだっけ?
こっちの青系のストールの方が肌が白く見えるのでは、と迷い始め
この日は買えずに終了。
帰宅して ああ、あの色の方を買えばよかったと後悔してみたりなどするのですが、
そうやって 売り場で見た後あれこれ 思い出して
やはり買えばよかったと思ってみたりなどは
結局お買い物の醍醐味なんですよね。
そういう 楽しさを提供してくれる魔力のあるブランドです。
常設店はなく、小さな目白のお店にだけ納品されているそうですが、
どうせなら 楢崎さんご本人がいらっしゃる 松屋の手仕事直売所で
買いたいな、と 思って 首を長くして開催を待つ私。
出店のスケジュールなどは インスタにて告知してくださるのでそちらを頼りに
お店(イベント)に向かってください。
コースターはゲット 感性を感じる 高級日用品!
悩みすぎて買えない私は、 ひとまず悩まず買えるコースターを手に入れています。
恐ろしいもので
一度 ブランドに惚れてしまうと、
「何か買って帰りたい」「破片でもいいから、この世界観を自分の生活に迎え入れたい」と思う気持ちに。
そこで、まずは ホームパーティなどをするときなどの来客用に、
小さなコースターを 2つ購入。
楢崎さんの感性が投入された 小さなコースターは、
シミがついたら嫌だから 大切に使おうと思っています。
この小さなコースターも 一個一個個体差があるので
選んで我が家に迎え入れました。
今回は ピンク&グリーンと、 私の好きな黄色のはいったコースター。
コースター一つがこんなに美しいなんて、と買ったあとしみじみ色の入り方を観察してみたりしてうっとり。
感性のかけらを我が家に迎え入れられて ささやかながら幸せです。(笑)
自分では買わないけどもらうと嬉しい高級日用品 プレースマット
私が買ったのはコースター。
コースターといえども、こんなに素敵な感性の詰まったものはなかなかないので
ちょっとした ギフトにいいなあ、と 思いました。
価格は 一つ数百円だったと思う。
私は自家用に買ったけれど、ちょっとしたお友達へのプレゼントでも
喜ばれると思う。
fumi narasaki は ストールのブランド ということだけれど、
ラグ(プレースマット)の販売もあり、
私は実はこちらも 欲しかったんです。
それで、ストールにするか、ラグにするかで激迷いでした。
ラグは これをリビングに置くなら どこかしら、とか
このラグを目立たせるには どういうインテリアがいいかしら、とか
カーテンに合うのは どの色かしら、など
果てしなく 我が家の色との組み合わせを考えながらの買い物に。
素材もフェルトなので
ガンガン洗えるものではないので、
キッチンマットや できれば玄関、寝室などで置いて汚れたら嫌だなと思うと
むしろ額装して飾ろうかなと、とか いろんなイメージが湧きます。
会場で、 どうやって使ったらいいかと悩みを告白してみると、
やはり 長年のファンの方は 壁に貼る、という使い方をされていらっしゃるとのこと。
気に入ったテキスタイルを 壁に貼るように、
プレースマットを壁に貼るのだそう。
それも一つの選択肢だな、、と思うとこのブランドはファッションに取り入れるだけでなく、
高級日用品でもある、と思うと
自家用として 実際使うだけでなく 飾りとして贈り物にしても 良いと思う。
私は 次は自分のストールを買うことを目指して 次のイベントを楽しみにしています。
私が小さな セレクトショップやギャラリーの買い付けをしていれば
迷わず 置かせていただけませんか、と お声がけするだろうなあ、、、と
おもうブランドです。