ホーローは割れる、とはどういうことか?「鍋が割れた」体験をしました

ホーローの保存容器や鍋ってありますね。
しかし、扱い方に少し気を使うことがあります。なぜでしょうか?

ホーローって割れるの?と驚かれますが、割れます。
正確には、「欠けることがあります」。
理由は、「ガラスコーティングをしたもの」がホーロー(琺瑯)だからです。

ホーローが割れる(欠ける)理由と、扱い方など順番に見てみましょう。

目次

ホーローは割れるとは?

鍋や容器、一見硬そうだし、鉄だし、割れるわけない、と思って雑にあつかってしまっていました。

すると、表面が割れたのです。

なぜ割れる?

鉄の鍋や鉄で作った容器に、ガラス質のコーティングを施したものが、ホーローです。(琺瑯、と書きます)

鉄素材剥き出しのままだと、不具合が起こることから、
鉄で製品を作った後、ガラスでその「不具合」をなくすために ガラスでコーティングをした
鉄の製品の進化版がホーローだと思えば理解しやすいかもしれません。

中身は金属素材なので、
熱を保温・蓄熱することが出来ます。

表面をガラス質にすることで、鉄では不具合が起こりがちだった
酢の物の調理や、さびを防ぐなど進化させた形がホーローです。

表面が「ガラス」なので、この部分は衝撃で「割れ」ます。

ホーローの商品にはどんなものがあるのか?

私たちの身の回りにあるホーローはどんなものがあるのでしょうか?

実は、商品として優れたものはたくさんあります。

野田琺瑯

ブランドとしては有名な野田琺瑯。

白くてシンプルな佇まい。
ミニマリスト、整理整頓に感度高い方、キッチンツールでも
プロダクトデザインのようなものがお好きな方から支持されているキッチンツールのブランドです。
ホーローでのものづくりとしては、代表かと言えるでしょう。

無印のホーローシリーズ

こちらは無印良品の中でも有名で良い商品として名高いキッチンツール。
そしてお値段も買いやすく、整理整頓する前提でサイズも同シリーズで纏めても
美しい上に買いやすいお値段の設定。
バルブ付きの蓋も嬉しいです。

富士ホーロー

実はホーローといえば、いろんなブランドのOEMをしているため、
中身はここ富士ホーローさんのものが多かったりします。

メーカーとして大手ですが、この名前は知らないという方は多いと思いますが
実は富士フォーローさんの商品をすでにお使いの方も多くいらっしゃるでしょう。
そのくらい、ホーローではスタンダードのメーカーさんです。

ホーロー、割れるならどう使う?

ホーローは表面がガラスコーディング。
ということを知った上で扱えば、割れたりかけたりヒビが入ったりすることはないですよね。

ガラスの器を扱うように、表面に衝撃を与えたりしなければ
表面のガラス質が欠けることを防げます。

そもそも、ガラスの器だってそんなにかけたりしないですよね?
なので、そんなに警戒する必要もありません。

  • 衝撃を与えない(扱いを丁寧に)
  • 空焚きをしない(高温にすると、ガラス質にヒビが入ります)=強火で炒め物などをしない
  • 急冷しない(急冷すると、ガラス質が急な温度変化についていけず、ヒビが入ります)=温度が冷めるまでそっと待つ

上記、順番に見てみましょう。

衝撃を与えないとは

中にたっぷりとお料理が入っていて、重いからといって
どんっとテーブルなどに置くなど、表面に衝撃を与えないように、
静かにおきましょう。

中に何も入っていない時も雑に扱うと、プラスティックのような扱いはしてはいけません。

ダフネメリア

筆者はダンスクの鍋は欠けてしまいました。
引越しの際に鍋を入れた
段ボールを落とした時に衝撃を与えてしまったからです。
底の部分が一部、かけてしまいました。

空焚きをしないとは

琺瑯(ホーロー)の鍋の場合特に言えることですが、
炒め物や煮物などをするときには気をつけないといけません。

食材が当たっている部分は食材の方に熱が逃げるので
高温になりにくいのですが、
煮物の下準備として野菜などをホーロー鍋で炒めてからのこに水などを足して
煮物にしようとするときなどは注意が必要です。

炒め物をするときには、弱火でじわじわ温度を温めてから調理をしましょう。
炒める時間が長いと、食材が当たっていない部分(上部の蓋のあたりや側面)の温度が
上がってしまいます。

高温になると、ガラス質が温度差に耐えられません。
炒め物はしない、煮物をするときは絶えずかき混ぜるなど、温度が一部分だけ高温になりにくいように
動かしながらの調理がおすすめです。

急冷しないとは

さっきまで火にかけていたホーローの鍋などを、一気に水に浸けて じゅっ と音をさせたりしていませんか。
熱々だった鍋に水をかけると、一気に温度が下がります。

そして、急冷する温度の早い変化に、ガラス質は対応できません。
そこで、ガラス室にヒビが入ったりしています。

冷ましたい時には、自然と温度が冷めるまで
コンロから下ろしてずっと静かに待つ以外、方法はありません。

焦ったり急いで冷やそうとしないようにしましょう。

ホーローのメリット・デメリットとは?

それではホーローのメリットデメリットはなんでしょうか?

順番に見てみましょう。

ホーローのメリット

鉄の素材で作っただけでは、錆やすい、中の食材の影響を受けやすい、など
問題が起きてしま所を、ガラスでコーティングすることで解決しました。

そこで、

  • 変色しない
  • 臭いが移らない
  • 熱に強く、清潔に使える

ということが実現。

ホーローのデメリット

唯一の欠点はこれだけ。

  • 表面が欠けることがある

表面に衝撃を与えると欠けてしまいますので、そこだけ気をつけて使えば便利な商品です。

まとめ

ホーローはガラス質の部分は欠けます。
鉄の器・鍋をガラスコーティングした進化版だと思えば、扱い方がわかってきますね。


扱い方のコツは:

・空焚きをしない
・急冷しない
・急に強火で調理しない
・炒め物に使わない
・乱暴に置かない

どんな時に使うと良いのか?

  • 酢を使った料理(特に漬け込み)
  • 臭いが気になる食材や料理(カレーなど)に
  • 油分の多い料理の保存(プラスチックだと油が取れにくそうなもの)に

「プラスチックに入れたくないようなもの」に使うと良いです。

ホーローの鍋の記事

当ブログでは、「ホーロー鍋」の名品についてレビューを書いております。

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