値上げラッシュ2022のなぜ・原因は?値上げするものとは?

ニュースで小麦粉などが値上げする、など話題になっていましたが、
なぜ急に世間は「値上げ」をせざるを得なくなったのでしょうか。
値上げする羽目になった原因、そもそもの発端、今の私たちは何をしたら良いのか?

原因は何なのかを整理してみます。

そもそも、2022年に値上げラッシュが起こったのはなぜなのか?

結論:

1・為替が上がった

2.材料費が上がった

3.輸送コストが上がった

4.人件費が上がった

上記を順番に見てみましょう!

目次

値上げラッシュはいつから始まったのか

そもそもいつから始まったのか?整理してみましょう。
思い返すと「値上げしたい」とメーカーさんから言われてきたのは実は今年に入ってから、ではありません。
実はずっと前から2019年あたりからずっと、
「これ以上コストはもう頑張れません」
「次のリニューアルで価格を改定したい」と言っているメーカーさんは多かったです。

値上げは今初めて話題になったことではありませんでした。
実は随分前から言われていた。
それが、今あることをきっかけに、「もう、本当に我慢できなくなった」
「実際に値上げしないと、商売する意味がなくなる」という我慢の限界に達したタイミングが来た、ということです。
その「あること」とは何かというと、
為替が上がりすぎたため。
現時点で1ドル130円を超えていますが海外から仕入れをおこなっているメーカーさんは、
特に為替が上がりすぎたために、今までと同じ条件では商売の継続が決定的になってしまったことが原因です。

値上げラッシュはいつまで続くのか?

為替が落ち着くまでは、いつまで値上げするかわからない、と正直言われています。
本日の商談でも、筆者は来年4月の商談をしてきましたが
「為替次第なんです」と言われました。

半年先、一年先のモノづくりをするボリュームの商談の場合は、
一年後の商品の売価を上げなければならない環境にあります。

よって、1年後の未来のわたしたちは、値段の上がった商品を店頭で見ることになります。
為替が落ち着かないことには、コストを上げないといけない事態が避けられません。
全てはコスト次第、と言っても言い過ぎではありません。

値上げするものとは?

海外で生産しているものは、ほぼほとんど値上げが確定かと思います。

筆者はそれを避けるため、
国内の材料を使い、国内で生産しているメーカーさんと商談をしているくらいです。

わざわざね上がったものを買う羽目になるくらいなら、

値上げをしないと立ち行かなくなる商売ではなく、
今までと同じコストで仕入れて販売できる、国内のものを販売したい。
そうすれば、値上がりした輸入品たちと同じ店頭に並んでも、割安に見えるからです。
また、便乗して値上げをしても、メーカーさんに利があります。
メーカーさんに利が入れば、仕入れ先として強くなり、ますます買ってくれるバイヤーを大切にして
商売を大切にしてくれます。

買っておくべきものとは?

筆者、現在店頭に並んでいるものは、

すでにね上がっているものか、
値上げ前のものがあると考えています。

夏に新商品として店頭に並んだものは、すでに値上がっているかも。
しかし、昨年や春くらいから店頭にあって、「売れ残っているもの」は、古い価格です。
(*ファッション系の商材の場合ですが)

大手の日用品のメーカーさんは4月1日から既に値上げをしていましたね。

筆者の取引先は店頭に並べる商品は2022年の6月1日から値上げを実施していました。
ファッション系の商品の場合、6月までに店頭に並んでいる季節商材であれば、旧価格で店頭に並んでいて、
それがセールにかかるとしたら、将来はもうその価格では買うことができないため、
お買い得になると言えます。

筆者は、
売れ残っている感のある、イタリアンレザーのバッグを購入。
店頭で16500円で販売されていた春物の残り物をめざとく見つけましたが、
一旦引き下げるなどして秋に価格見直しで値上げして店頭に並べられたりする可能性もあるなあ、と思いました。

値上げ要素は十二分にあっても、
値下げ要素は何一つありません。
世間が値上がりし続けるからです。

デザインなどが気に入っており、
価格もその日の時点で「高くはない」と思うものがあれば、筆者は「買った方がよい」と考えます。

値上げ2022の原因は?

さて、そんな値上げラッシュに見舞われている現在ですが、
そもそもの原因は何なのでしょうか?

為替、人件費、材料費、輸送コスト、といいます。
順番に見てみましょう。

「為替が原因」とは

輸入の商品を発注するとき、
多くの場合、ドルで決済します。

ある商品を100ドルだとすると、
1ドル=125円 の為替の日であれば、
100ドル=12500円 で仕入れることになります。


ところが、
1ドル=130円の為替まで上がってしまうと、
100ドル=13000円になります。

仕入れる時、
同じものを買うのに、レジで今までなら12500円で買えていたものが
13000円になります、と言われるのと同じ。

こうして、同じものを再度発注するのに、
仕入れる価格がグッと上がってしまいます。

この仕入れ代が上がると、
お店がお客様に販売する際の販売価格に反映してきます。
小売店は、一般的には50%前後の利益を確保するため、(業界による)
例えば

12500円(仕入れコスト)÷0.50(50%利益をのせる)=25000円 (販売価格)

というふうに商品売価を決めます。

確保する利益は、
お店が存続していくための従業員へのお給料、お店の家賃、材料費や仕入れ代金の原資となるため、
材料コストが上がったからといって、確保する利益を変えることはありません。
なので、
仕入れコストが上がっても、確保する利益を変更せずに売価をつけるため、
商品売価に反映されてきます。

これが仕入れが
130円で仕入れる場合には、
13000(仕入コスト)÷0.5(50%利益)=26000円(販売価格)

と値付けされることになり、
1000円も値上がりすることになるのです。

工場から同じコストを提示された場合でも
為替が変動すると、このように日本円にした場合に大きく仕入れコストが変わってしまうのです。

そして、上記は、
仕入れコストが変わらないことを前提にしましたが、
なんとこの仕入れコストまで上がってきているのがここ数年の状況。
仕入れコストが上がっている原因は、下記の通りです。

⇨人件費の値上がり

⇨輸送コストの値上がり

上記2つはなぜね上がるのでしょうか?

人件費の高騰が原因、とは?

日本は、日本の工場、という位置づけとして
中国をものづくりの拠点としてここ20年ほどメーカーさんが工場を作り、ものづくりをしてきました。
このおかげで、中国は世界の(日本含む)工場として機能し、
中国は景気が良くなりましたよね。

中国でものづくりの仕事が一定のクオリティとして約束されるようになり、
仕事が安定的にある状況になったことで、中国のメーカーさんがうるおい、
中国の企業が成長してました。

おかげで、かつてのような貧しい、後進国ではなく
中国の景気が良くなり、かつてよりずっと安定した結果人件費が上がってきたのです。

おかげで、今までなら仕事を振ればやってくれていたメーカーも、
より高いお金を出して仕事を振ってくれる会社の仕事を優先して受けるようになりました。

中国に仕事を依頼しても、
今までなら驚くような安値で仕事をしてもらっていたのに、
次第にそういうわけにもいかず、中国で作っても
それほど安く物が作れなくなってきている、という状況になってきていました。

すると、
中国に作っても安く作れないから日本で作っても同じなら、日本で物作りをしようかなというメーカーも増えてきているのが
2022年の状況です。

そして、中国が仕事を選び出したことから、
「見積もりを高く出してくるように」なってきたのです。

今までなら100ドルで発注していたものが、
次にもう一度発注しようとしたら、110ドルです、と言われてしまう状況です。

輸送コスト高騰、とは?

そしてウクライナの戦争が始まると、飛行機の航路に制約や変更などが発生。
そしてコロナの影響で世界的な「船不足」に陥っていたこともあって、
船便から間に合わない人が航空便に変更したりしています。
なおさら飛行機が確保できなくなってしまい、
それなら、と輸送コストを値上げされてしまっている状況に。
原油の価格も上がったこともあり、
飛行機を飛ばすための原油まで上がってしまっています。

材料費の高騰、とは?

材料費もバカになりません。
バッグを作るために、中国で手配していたバッグの持ち手をつなぐ金属のパーツや底びょうなども中国で作っているため
人件費が乗ったりで値上げ。
パーツが一つ100円だったものがこれも150円になったりすると、
それが一つのバッグに2つ〜4つくらいついていたりすると、
一気に値段が上がります。

ものづくりをするための細かい素材やパーツまでも根上がっているので、
製品にしたときに圧倒的に高いものができてしまうのです。

まとめ

筆者は、
今世の中にあるもので「そのうち買おう」と思っているものがあるのであれば、
それを買うのは今、であることを強くお勧めします。

ものが値下がりすることは、この先しばらくないでしょう。
中国の人件費が上がったからといって世界の工場が中国からインドに変更になったとしても
インドが成長するまではだいぶ時間もかかるはずで、
インドで安定供給できるようになるまでは、中国で物を作り続けないといけない状況が続くと思うからです。

輸送コストが落ち着きを見せても、
一度値上がりをしたものは、再び為替に合わせて値下げすることはないので、
ね上がったものを安くするきっかけは、物が売れなくなってメーカーさんが立ち行かなくなるくらいのタイミングくらいまで続くと思います。

値上げは確実でも、値下がることはないので、
今迷っているものがあるのであれば、今買うことを強くお勧めします。

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