norioハンコ店(スパイラル表参道)にハンコを作りに行った話

目次

スパイラル(表参道)に遊びに行ってみた

よくスパイラルに立ち寄るのですが、
ここのホールで良く、イベントをしていますよね。
ここで、味のある作家さんを時々見つけます。
nara fumisakiもスパイラルのお店で一点ものの作品をポップアップイベントされていました。
そんな企画のスケジュールを見ていたら、
見たことのあるお名前が・・・

<norio はんこ店>

なんとなく見たことのある、素朴なお名前。思い出しました。

私は10年前、このかたにハンコを掘っていただいたことがある!

norioさんのはんこ が欲しい

norioさんというハンコ作家さんがいらっしゃることを、思い出しました。

私は10年くらいまえに学芸大学のお店にぶらりと入ったところに、
この方が<ハンコを彫ります>と言うイベントをされていた。

机にご本人が座っていらっしゃって
真向かいに座ると「何を彫りましょうか」を質問される。

その時、私はアクセサリーのセレクトショップを運営していたので、
アクセサリーと店名を彫っていただいたのだ。

こんな感じでしょうか? とトレーシングペーパーにnorioさんがその場で
鉛筆で絵を描いてくださる。

書き上がると、こんな感じだとどうでしょう?と下絵を見せてくださって、
その絵で良ければ、その絵をゴムに転写し、それを彫刻刀で掘っていく。

トータルで30分くらいだろうか。

出来上がると、
その場でゴム印を押してくれる。

まずは1色で。

そして、ハンコ用のペンを何本か使って
ゴム印を塗り、それを押すとカラフルなハンコが押される。

ハンコを押すのに、1色のスポンジのインク代しか使ったことがなかった私には、
こんなクリエイティブなハンコの押し方があるのだと知り、
感動した。

一つの印だけど、色の載せ方によって、押されるハンコの雰囲気が全然違ってくる。

作ってもらって感動して、
それをショップの商品を入れる袋に押し続けた。

押して、10年くらいたった。
10年経ったら硬化した。
素敵なハンコだけど、もう寿命かなと思った。

つい先日そう思っていたところだったのだけれど、
スパイラルのインスタを見ていたら
フミ ナラサキさんがイベントに出展される情報が表示され
そのイベントの出展者の中に見つけたのです。

懐かしい

norio ハンコ店

これは、行くしかない!
と、すぐさまスパイラルのイベントに出かけることにした。

何月何日からいつまでかしら?と。

norioさんのインスタを見に行くと、
このイベントでハンコを作っていただくためには予約が必須であることが書かれている。

インスタで、出店する予定のイベントの日程で、予約時間が1時間刻みで掲載されている。

それを見て、DMでいつ希望、と書いて送るシステムとの事。

程なくしてご本人様から「何月何日のご予約を承りました。」と返信が。これで予約完了。
楽しみです!!

オーダーの仕方

予約時間に伺うと、10年前と変わらないご様子で
同じく机を隔てて真向かいに座り、
<何を掘りましょうか>と聞いてくださいます。

自分の似顔絵でも良いし、
ブログのアイコンとか、twitterのアイコンとか。

いろいろ考えるのに、インスタに過去の作品がたくさん掲載されているので
これらを見てイメージをあらかじめ膨らませた。

そうでもしないと、
席に座って「何を掘りましょうか」と問われた時に、
これを掘ってください、とオーダーするのに結構時間がかかってしまうと思う。

私は、
ダフネメリアのイメージを掘っていただくことにした。

「筆記体でdaphnemeriaと入れていただきたく、、」と説明すると、

ダフネメリアというのは、
どういう意味でしょうか?

語源とか、何語とか、意味とか。

と、全身全霊で耳となって私の言うことを汲み取ろうとしてくださる姿がとても印象的。

私は、
沈丁花(じんしょうげ)とか、金木犀(キンモクセイ)、梔子(くちなし)の花が好きなんです

咲いていると、暗くてもそこに咲いていることがわかるような強い香りで
目に見えなくても「そこにその花が咲いてるな」と分かるようなところが。

それと、メリアというのは1輪の花をより大きく見せるために
花弁を一枚一枚一つの花につけていって、一輪の大輪のお花を作る
アレンジメントの技法のことなんです

ダフネメリア とは、沈丁花のお花ダフネ と、そういう良い香りの物を集めてより良い
強い香りになるイメージ。

一つの面白いものたちや才能が集まって、
もっと大きな一つのものを作り上げる、というイメージなんです。

とお伝えすると聞くや否や「お花を描きこみたい」と言ってくださり、


「お花をたくさん入れたいんですよ」と言いながら、
沈丁花や金木犀、梔子の画像を携帯でgoogle検索し始めていました。

それで、3種類のお花を見て、
ハンコいっぱいにお花をちりばめ、そのなかにdaphnemeriaの筆記体を入れてくださいました。

言葉で伝えいたイメージを、
絵に表現してくださる感性がすごくおもしろく、

私の抽象的なイメージを、目に見えるようにしたらこんな感じなのね。と思いながら
下絵を描いてくださる様を拝見。

目の前ですぐに更々と書いて仕上げてくださいました。

こんな感じでいかがでしょうか?と小さなイラストを見せてくださって、
とても可愛いらしかったのでそれで決定。

「ではこれで、彫り始めますね」と、10分くらいでゴム印に彫り始めます。

norioさん作成中の様子



あっという間に掘り上げてくださいました。

norioハンコ店 どんな仕上がり?


このゴム印にちょうど良さそうな木の持ち手になる部分をゴムと張り合わせ、
完成。

さて、それでは押してみますね。と
1色で押してみました。

作っていただいたハンコ


さっき書いてくださった絵が、ハンコで押されている!!

嬉しいし、感動。

すると、今度は、白いハンコのインクをつけて、ペンで着色し始めました。
塗り絵みたいに細かく色を載せてからもう一度、今度は色の薄い色紙にハンコを押す。

作っていただいたハンコのインクを変えてみた


すると、先ほどとは違った雰囲気のハンコに。

ステキだわ、私は黒い色画用紙に金色とか金ベースの青とかを乗せて押してみたい!!と
いろいろイメージが膨らみました。

インクの色を変えた


実は10年前に、彫っていただいたことがあるんです。
その時のハンコはあまりにも押しすぎて、そろそろ硬化してしまって、
新しいのが欲しくなっていたところに、
スパイラルのイベント告知の投稿で、norioさんのお名前を見つけたんですよ。
と伝えると、

その昔彫ったハンコ、見せてください。
彫り直せるかもしれません、とおっしゃってくださいました。

次回伺う時、
最初のハンコを持っていこう!!と心に誓いました。

この嬉しい素敵なハンコのお買い物をインスタにあげると、
早速めざとく見つけた友人が、
「私もnorioさんにハンコを掘って欲しいわ」と連絡してきました。

タグ付けしていたので、
自分でnorioさんのアカウントから日程よやくのdm入れて見なよ、と進めると
早速見に行ったようでしたが、人気すぎて既に予約は満席。

「次回は必ず行ってみるわ」と言っていましたが、
こういうほっこりとしたハンコのお買い物、って
最近の効率化されすぎたお買い物に飽き飽きした私たちにとって、
一番求めてるものなのでは?と思いました。

norioはんこ店とは?

個人の作家さんで、ずいぶん長くこのハンコ作りの作家さんとして活動されています。
美大を卒業されてから、
イラストと<彫る>という技術で、ずっとオリジナリティのあるこの活動をされてこられたのだそう。

とても味があって優しい雰囲気のお人柄が伝わってくるような、はんこの作品たち。

インスタを拝見すると、
女優の麻生久美子さんが写っていらっしゃいましたが、
norioさんのハンコワークショップにプライベートで遊びにいらしてくださるなど、
交流があるのだそう。

そして、私もその葉山でのイベントに行ってみたい!!

料金体系

オーダーをするテーブルに、下記の張り紙があります。
どうやら、オーダーしたイラストの大きさやモティーフの数により、料金が決まってきます。

私のサイズで3900円(税込)でした。真ん中のサイズ。

価格表

小さなお花を入れてくださったので4600円コースかなと思いましたが、
3900円でした。

そして今回はイベント特典とのことで、収納するための小さな布の袋に入れてくださいました。

仕上がった様子

ワークショップの予定・オーダー会の予定

次回の予定などは
インスタに投稿でUPされるとのことですが、
どうやら葉山の「山の上のアトリエ」にて
「自分でハンコを掘るワークショップ」を開催されている模様。

norioさんに彫っていただく味わい深いハンコも素敵ですが、
こういうワークショップも楽しそう。

参加費用も高くなさそうだし、
次回参加したらレポートいたします。

というわけで、

ノリオさんの様子

インスタが一番おすすめ。 「norioハンコ店」 是非、お運びください。



norioさんのハンコを作りたい方には、カキモリでのノートのオーダーも楽しめるはず。
お友達やデートで次はノートを作りいくのも楽しいかも。
文房具好きのお友達や、ものづくりなどがお好きな方におすすめのお店です。

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