フライパンのコーティングはがれ対策

「こびりつきにくい」加工のフライパンは、いつかそのコーティングが剥げてしまうもの。
フライパン自体が安ければ、使い捨てれば良いのですが、
高価なフライパンなら、コーティングが剥げないように大事に使いたいもの。

せっかく良いフライパンを買うのに、
コーティングが剥げない方法はあるのか?
長持ちさせる方法はあるのか?

調べてみました。

結論:

・コーティングはハゲると「かけ直し」をしてくれる業者いるので、修理ができる(コストはかかる)

・コーティングが剥げないように大事に使うコツを掴むべし

この記事を書いた人(プロフィール)

  1. 名前:ダフネメリア
  2. 職業:現役の通販バイヤー
  3. どのくらい:年間600商品仕入れ
  4. 2002年から20年ほどのベテラン
  5. プライベートでもジュエリー&ファッション雑貨
    セレクトショップを運営中
目次

フライパンのコーティングはがれ対策

まずは、コーティングが剥げないようにする方法を知り、マスターしよう。

強火を使わない

良い鍋なら、コーティングしている鍋も他の鍋も、まず絶対に「強火を使わないこと」。
これは、良いお鍋を使う人のマナーと言っても良いかもしれません。

なぜ強火がいけないのか?

高温になるとコーティングの物質から有害物資が発生するため

高温になると、コーティングしている部分から、有害な物質が発生するので、
高温にせずに料理する必要があります。
そもそも、強火で必要以上に熱する必要はありません。
中火で十分料理できます。
鍋を炒めて、有害物質を放出させるほどの強火は、素人の私たちには不要です。

高温になると、コーティングの物質は熱に弱く、禿げる

そもそも、家庭の料理でそこまでの強火を使うことを想定していないので、
コーティングは高温になると剥がれやすいのです。
中火の温度であれば温度が強火よりも上がりにくいですし、
コーティングを守りながら調理するイメージで使いましょう。

強火を使って料理したい人は、ぜひ鉄の鍋で。(例:昔ながらの中華鍋)

洗う時は柔らかスポンジで

金属のタワシなどで傷をつけると、そこからどんどんダメージを受けます。(傷からコーティングが剥げていく)
表面は優しく洗う必要がありますので、熱が冷めてから柔らかいスポンジで優しく洗いましょう。

高温のまま水に浸けない(じゅっ!と言わせない)

調理が終わって、盛り付けをしたら、
まだ 鍋が熱いのにシンクに置いて、お水をジューっとかけてしまうことはありませんか。
熱いうちに水につけた方が汚れが落ちやすい、みたいに思うかもしれませんが、
急な温度差もコーティングにとってはストレス。
禿げる原因になりますので、コンロの上で熱を覚ましてから、お水を使いましょう。

空焚きをしない

火にかけて熱くなってから油を乗せるのではなく、
中火、弱火から緩やかに熱を加えます。
その時、油を引いて熱します。
空焚きをすると、中の食材などがないので、一気に高温になるためです。
高温になるとコーティングが剥げますので、
油はすぐに引きます。
その時、鍋側面にも油を塗ってあげましょう。
また、少量の食材しか炒めないのに大きなフライパンを使うと、空焚き状態になるので、
食材の量に合わせたちょうど良い鍋のサイズである必要があります。

先の尖った金属ツールを使わない

鍋に傷をつけないために、
コーティング鍋に使うのは必ず木かシリコンのツールです。
先の尖った金属ツールは避けましょう。
傷がつくと、そこからコーティングがどんどんはげてしまいます。

なぜコーティングが剥げたらダメなのか

コーティングがはげた鍋で料理をしても、人体に「問題はありません」。
しかし、下記2点の「困ること」が発生するので、注意したほうが良いのです。

汚れが落としにくくなる

コーティングがあると、食材を焦がしにくい、スルスルと滑りやすい、という特性がありましたが、
それはつまり「汚れも離しやすい」という特性。

コーティングされた鍋は、汚れがついても落としやすいので、洗いやすかったのです。
そのコーティングが禿げる、落ちる、ということは
「汚れが落としにくくなる」「洗うときに大変」ということ。

食後の作業や、
料理中に一つのフライパンを使いまわしたい方には、少し作業が大変になってしまいます。

焦げつきやすくなる

コーティングが禿げると、
コーティングされていない部分が剥き出しになってしまうため、
食材やタレなどがきれいに流れにくくなります。
油を引いて使えば良いのですが、
やはりコーティングがかかっているのといないのでは、
こびりつきやすさが雲泥の差。
使い終わった後の洗いがやや手間になるほか、
少し目を離したすきにたれや食材がくっつきやすく、焦がしやすくなります。

コーティングが剥げたらどうするべきか

買い替え

思い切って、新しいコーティングの鍋を買い直す。

コーティングの掛け直し

方法は2つ。

  • コーティングスプレーで自分でコーティングする
  • 業者に出して掛けてもらう

はげたコーティングを直す方法はあるのか?

気に入ったコーティングをした高級フライパンを持っている方に朗報。
コーティングをかけ直してくれる業者を見つけました。

センテックという会社が、「フッ素樹脂加工」を行なっており、
フライパンを送ると、コーティングをし直してくれるそう。

他にも、自分でスプレーを買ってコーティングをかけ直す方法もありますが、
満遍なく均一にコーティングがきちんとできるか不安。

やはりプロにお願いしたいところ。
ただ、送る際には、

  • その会社への送料は送る際も、返送の際も実費(往復1000円づつかかるか?)
  • コーティング費用(2000円以下)

上記はかかってくるので、概算として4000円以上はかかる模様。愛着のある鍋なら、良いかも。

しかし・・・

その予算があれば、新しいコーティングされた鍋を買い直した方が良いかも、という選択肢も出てきます。

業者にコーティングし直しをしてもらう VS 買い替え コスパ

業者に出すといくらかかるのか

筆者は気に入ったクリステルのブラックライン(コーティングした浅鍋)のコーティングが
やや禿げてきたので、
業者に出してみようかなと検討中。

出しましたら、レポートを追記いたします。

買い直すと

安い使い捨てフライパンを買っても良いかなとも思っています。
3000円くらいの安いマーブルコーティングのフライパンです。
とはいえ、「捨てる」よりは、できれば直して長く使いたい派なので、
迷っています。

いくら以上のフライパンなら、買い直したほうがお得

コスパを考えると、買い直した方が良いのか?
高くても業者に出したほうが良いのか?
業者にかかる費用を考えて買い換えても良いのだと思いますが、
コスパを考えて買い替え、もしくは掛け直しを選びたいところ。

結論

コーティングは剥がれるもの。
それを踏まえた上で、「コーティングが剥げないような使い方」をマスターすべし。
コーティングが剥がれたら速やかに買い替えか、コーティングかけ直しをしよう。

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